焼き鳥のかもちょう

鴨と長沢がなんか書いたりするとこ

銀河図書館の考察 〜三行と四文字問題の一つの反証〜

そろそろ「銀河図書館」に関するネタバレを含む考察してもいいかな、と思ったので。といってもほんの一部だけですが…

まだ「銀河図書館」を聞いていない方は、ぜひ「With Love」を買って聴いてください。別に私がきらりPで「With Love」を売りたいからってわけではなく、本当にネタバレ無しで聴いてもらいたい曲だからです。

というわけでこの続きはネタバレが混じります。



冒頭の歌詞
「三行と四文字の空を見上げてる」

これがやっぱり難しいですよね。
私も答えに行き着いていませんが…とりあえず一つ、明確に違いそうな説があったのでそれについて触れたいと思います。その説というのは

「デレステのメッセージウインドウじゃないか」

というもの。

確かに、デレステのメッセージウインドウって三行なんです。そしてその上には「鷺沢文香」という文字が入って四文字。でもこの説、3つほど建付けが悪いところがあるんです。

1.「三行と四文字」という語順

デレステのメッセージウインドウ、名前はメッセージの上にありますよね。これを普通に表すと「四文字と三行」になるはずです。語感が悪いから入れ替えたのかも知れませんが、まず一点目として挙げておきます。

2.時系列の問題

フルサイズの歌詞を眺めると、この曲は「図書館にいた少女」と「図書館から外に出された少女」の二部構成になっていることがわかります。とすると冒頭の歌詞は「図書館にいた少女」の部分にあたりますが、この少女が鷺沢文香本人のことだとすれば、Pに出会う前の鷺沢文香を歌っているはずです。
一方、デレステのメッセージウインドウというのは、シンデレラガールズという枠組み、もっと広く言えばアイドルとしての鷺沢文香の生活を表していると思います。とすると大きな問題が生まれます。そう、スカウト前の彼女はまだシンデレラガールズという枠組みに組み込まれていないのです。だから、彼女が見上げた空にデレステのメッセージウインドウが出てくるのは、時系列的に矛盾しているんじゃないかと思うのです。

3.視点の問題

もう一つ考えたいのは、この曲を書いたのはどの立ち位置にいる人なのか、ということです。
作詞作曲の烏屋茶房さんは、我々と同じ世界線での文香Pですが、一方でこの曲はデレマス世界の文香ファンがガチ恋をした視点が入っているという話もあります。

とすれば、この曲の視点はあくまでデレマス世界に足をつけていて、冒頭の歌詞もメタ視点では見れないんじゃないか、と思います。


以上、状況証拠からデレステのメッセージウインドウ説を消去法的に消してみたのですが、じゃあ答えは何かといえば思いつかないのが現状です。
とりあえず私の意見をここに残しておくことで、誰かが答えを見つけるきっかけになれば（もしくは、いやメッセージウインドウだという反論が出てくれば）幸いです。