🍌
この記事はアイマストドン内非公式「ジョンベベベント・カレンダー」19日目の記事です。
どうも、最近芳乃ガチ恋を拗らせている鴨です。
みんなアイマスの話してますけど僕は一切しないです。よろしく。
今回のテーマはずばり「バナナ」
皆さんご存知の通り僕の副業はバナナに関わる何かですので、純粋に食品流通に携わる人間の一人としてバナナの話をしていきたいと思います。
おい、バナナ食えよ。
1.バナナの種類基礎知識
皆さんバナナといえばどういったものを思い浮かべるでしょうか。
まずは日本に輸入されるバナナの種類について解説していきたいと思います。
まず輸入先でいうと、85%がフィリピンからになります。次いで10%がエクアドルから、他は台湾、グァテマラ、コスタリカ、インドネシア等が合わせて5%程度になります。
ブランド別にみるとドールとスミフルが二大勢力で、デルモンテとユニフルーティーがそれに追従する形であり、この4社で85%程度を占めています。
皆さんがよく見るバナナはほぼキャベンディッシュという品種に大別され、その中でもグラネインとウィリアムに分かれます。キャベンディッシュ以外だと所謂モンキーバナナと呼ばれるセニョリータがある程度有名ですね。その他台湾で栽培されている北焦種などがあります。
フィリピンのバナナは各メーカー栽培標高によって概ね4つに分けて販売しています。~400mのローランド(レギュラー)、~600mのミッドランド、~800mのハイランド、800m~のスーパーハイランド(メーカーによって微妙に違います)。標高が上がるほど寒暖差が大きくなるため、栽培日数がかかるようになります。その分でんぷん質が多くなり、水分が少なく糖度の高いバナナになります。
標高が高いバナナは甘みが強く美味しいのですが、その分価格も高く設定されます。逆に青めで甘すぎないバナナが好きだという方は、安いバナナを買った方が向いていると思います。
図1 主要4商社の商品
2.輸入から口に入るまで
バナナは防疫の観点から全く熟していない状態でのみ輸入が許可されております。
それを加工場で室と呼ばれる部屋に隙間なく詰め、エチレンガスを投入します。
その際一列隙間なく詰めることで外から加圧、内で排気して減圧することで段ボールの中に差圧により風を送り込むことができ、均一な温度管理を可能にしています。バナナ加工室とかでググると写真とかあります。
エチレンガス投入から20~24時間程度20℃以上ぐらいで密閉して十分にエチレンガスを行き渡らせるとバナナが休眠状態から覚めて呼吸と追熟を始めます。この状態を業界では「やく」と呼んでいます。
そしてガス投入から80~120時間(標高高いバナナの方が色がつきにくいため時間がかかります)、目利きの職人による温度調整でグリーンチップ(カラー5)にされ、店頭に並びます。ちなみにあれ、黄色い色素が出てくるのではなく、緑の色素が抜けることで下の黄色い色素が見えてきているらしいですよ。
買って家に帰ってからは基本的に12~15℃程度の冷暗所での保管をお勧めします。10℃以下の冷気に長い時間当ててしまうとカゼと呼ばれる低温障害により追熟が止まってしまうため、冷蔵庫に入れる場合はしっかり熟してからにしましょう。ちなみにカゼにより皮もだいぶ汚くなってしまいますが中身は無事です。
ちなみにですが、バナナ表面の傷は乾いている場合ほぼ中身には影響がないです。果肉まで腐って黒くなっているのは論外ですが、果肉が大丈夫そうなら見切り品狙うのもアリですね。
3.バナナの栄養
バナナは100g当たり90kcal弱といわれています。ちなみに100gはスーパーで100円ちょいぐらいで売っている小さい4~6本位のパックが500g前後なんで一本分ぐらいですね。
それから食物繊維が豊富なので整腸作用があります。その他カリウムなども多く含まれています。
腹膨れる割には案外カロリーがないので、飯の前に一~二本食うといい感じにカロリー摂取量を抑えられたりします。
あとはでんぷんと糖を両方含むので運動中にもおすすめです。
第一弾としてはこんなところでしょうか。
何から話していいかわかんない感じだったので、何か知りたいことがありましたら鴨までご用命ください。
要望があれば第二回もあるかもね。
あとは来年出来るだけ早めにバナナスシレポ本をいつか作りますのでよろしくお願いいたします。
明日はぶらんさんなのでちゃんとアイマスの話だと思います。ご安心ください。