初めてこんちきしたいP向けの京都ガイド
この記事はジョンベベベント・カレンダーAdvent Calendar 2017の22日目の記事です。
ふっふーんふふーん
こんばんは、ながさわです
すっかり忘れていたのですがベベベにも枠もらってました。
詳しくはこちら。みんな、アイマストドンやりましょう(直球)
昨日は 宮下かすみさんが高速バスの乗り方について書いていました。
namikidorisambangai.hatenablog.com
高速バス、ことしは石川からの帰りとか、大阪からの帰りでお世話になりました
乗っちゃえば寝てるだけで着くのは便利ですよね
さすがに台湾までは無理ですが、これからもお世話になるかと思います
さて数日前にお話したとおりですが、わたしは
ふわっとした雰囲気と体系が好きで三村かな子担当で、
理由あって十時愛梨担当にもなり、現在は3人が担当です
それはそうと、
ハロウィンガシャ再復刻ですね!
1年間、再復刻をお願いしますとお便りをしてきた甲斐がありました
今回は、かな子を引くまで何枚愛梨を引くのか、楽しみです
さて、前置きはこのくらいにして、今日のテーマはこれ。
※注 合法的にジャケ写を貼りたかっただけでアフェリエイト目的ではない
今日は「こんちきしたいP向けの京都ガイド」をお送りします。
夜行バスの次の日に京都観光って流れ、素晴らしいですね?
なお引用した動画はすべて元のアップロード者に権利があります。
というか私、祇園祭の動画撮ったこと無い …
■そもそも「こんちきちん」とは
京都の夏の祭りである祇園祭の祭り囃子を表した言葉です。
実際の祇園祭はこんな感じ。
実際の祭り囃子は当然っちゃ当然ですがスローテンポで、
あと結構笛の音が目立っていたりします。
京都の中心部を山鉾が巡るという非常に大掛かりな祭り(※)で、
春の葵祭、秋の時代祭とあわせて京都の三大祭と言われています。
※この表現に違和感を覚えた人は祇園祭をよく知っている人だと思います
ところで。
「祇園祭」というと先ほどの動画のような光景を思い浮かべる人が多いですが、
京都の中高生はちょっと違う光景をイメージするかもしれません。
そう、こんなふうに。
そして、あるテレビ局をよく見る人はもっと違うものをイメージするかもしれません。
こんな感じで。
さて、なぜ人によって思い浮かべるものが違うのか。
その秘密は祇園祭のスケジュールにあります。
■実は1ヶ月やってる祇園祭
そう、祇園祭の期間は正確には、
7月1日の吉符入(きっぷいり)にはじまり、
7月31日の疫神社夏越祭(えきじんじゃなごしさい)に終わる、
期間が1ヶ月に及ぶ祭りなのです。
そのほぼ始め、7月2日に行われるのが「くじ取式」です。
先ほども載せましたが、京都ではこの映像がテレビのニュースで流れます。
これ、何のくじかというと、山鉾の並ぶ順番を決めるくじなんです。
このくじ引きのニュースが流れると、ああ夏やなぁ、と思うのが、
だいたいの京都の夏じゃないかな、と思います。
ちなみに、一部くじ引きの対象外になっている山鉾がありまして、
長刀鉾のようにくじ引きに参加しない山鉾を「くじ取らず」と言います。
さて、それから何やかんやあって、山鉾が建ち始めるのが7月10日くらいから。
7月12日とか13日くらいになると、ちょーっとだけ動かします(曳き初め)。
■山、動く
そして14日からは宵山といって、夜のお祭りが始まります。
ちょうど時期的に、中学生や高校生は夏休み前。
早く学校が終わるから、一旦帰って遊びに行こか、ってなります。
試験期間?知らん知らん。気のせい。
動画の通り、15日の宵々山と16日の宵山は歩行者天国になります。
出店もたくさん出るので、中高生がしばしばよくデートしていたりして、
それが同級生に見つかって翌日冷やかされる((筆者の同級生に起きた実話である、なんてのもよくあります。
もちろん観光で行くのもグッドで、夜だからムードはありますし、
山鉾は止まっているので、じっくり近寄って見れますし、
あと、山鉾によっては手ぬぐいを買ったりすれば、乗せてくれるところもあります。
ただし。1番目の長刀鉾は、女性の方は乗れません。
山鉾は一つ一つ町内会や保存会があり、それぞれに方針があります。
長刀鉾では女人禁制を伝統((ただし、女人禁制がいつからの伝統なのか、という点はしばしば議論になるところとしているため、
鉾に上がることが出来るのは男性のみとなっています。
なので、イラストを描く時に紗枝はんを長刀鉾に乗せてはいけません。
他にも、かつては山鉾には稚児を乗せる伝統がありましたが、
他の鉾が代わりに人形を乗せるようになった今でも、
長刀鉾が唯一本物の稚児を乗せている、という特徴があります。
一方で革新的な鉾として知られるのが函谷鉾(かんこぼこ)で、
こちらは女性の見学も可能となっています。
2001年からは南観音山と同時に山鉾巡行にも女性囃子方が乗るようになっています。
2017年からはARやVRを活用し始めて、なんかすげえことになってます。
そしてようやく動かすのが7月17日の山鉾巡行、というわけです。
特に見物人が集まるのが、交差点の角を曲がる「辻回し」。
実は山鉾の車輪はカーブを曲がれないため、
竹を敷いて水をまいて、めっちゃ頑張って回すんですね。
ちょっと長いけど、動画を見たほうが早いのでこちらをご覧ください。
まあ、岸和田だんじりみたいに周辺民家を壊したりとかは無いんですが、
竹のミシミシーって音がすごいもんです。
あと、気づいた人いるかわかりませんけど、
実は、回す前と回してる間、そして回し終わった後とで囃子が変わっています。
って、ここ(辻回し 京都通百科事典)に書いてありました。知らんかったわ。
あとちなみに、動画に「前祭」と書いてありますが、
1週間後の24日にも山鉾巡行があって、そちらを「後祭」と読んでいます。
詳しいことはこちら(「前祭」・「後祭」山鉾巡行について|KBS京都)
後祭は宵山の出店もなく、巡行も前祭に比べて落ち着いています。
どちらの雰囲気を楽しむか、お好みに合わせて選んでみてはいかがでしょうか。
■京都の宿事情
ぶっちゃけてしまうと、私、京都の宿に泊まったことがほとんど無いので
よくわからんのですが(だって住んでたし)、最近は増えてるんですよね、ホテル。
ただ、どちらかと言えばお高めの宿が増えているみたいです。
それかユースホステル的なやつで、ちょうどいい感じのところは少ないです。
まあ観光地だから仕方ないですね。
料金もシーズンによってめっちゃ変動します。
高いのは桜と紅葉のシーズン。そしてその次が祇園祭とかの祭りシーズンです。
あと盲点なのが1月と2月の受験シーズン。京都って大学が多いんですよ。
なので、祇園祭にあわせて京都旅行…というときは、値段は諦めてください。
もしくは。
京都はトンネルを抜けるとすぐに滋賀県なので、大津に泊まってしまうのも手です。
でも最近はこの手も知られてきてしまっていて、なかなか使えないんですよね。
大阪まで行くと30分から1時間かかるので、お値段とのバランスかな、と思います。
大阪も最近インバウンドで混んでるんですよね。
まあ、世の中ぶっちゃけカネです。
■京都の交通事情
京都に着いたら市バスの1日乗車券を買いましょう!
と、ガイドブックに書いてありますが、いや買ってもいいんですが、
市バスだけで動くのは非常に無理があります。
せっかく1日乗車券買ったから乗れるところまで、と思うかもしれませんが、
みんなが同じことを考えるので、バスが超混みます。
なので、電車や地下鉄を組み合わせることをおすすめします。
それか、お金があれば、もうタクシー使うか、ですね。
抜け道通ってくれるし、聞いたら色々教えてくれます。
ちなみに、こんな調子なので他の観光と併せて行くのは
ちょっと厳しいかと思います。行けて2,3箇所くらいでしょうか。
あれもこれもしようとして不完全燃焼するよりも良いんじゃないかな、
と思います。
■京都の気候
京都は三方を山に囲まれ…と言いますが、要するに盆地です。
盆地なので、冬は超寒く、夏は超暑いです。しかも蒸し暑い。
なんでこんなとこを平安の都だと思ったんや、と超文句を言いたくなりますが、
更に最近では夏は夕立が酷く、頻繁にゲリラ豪雨に見舞われています。
祇園祭の時期は梅雨の末期でもあるので、とにかく雨が降ります。
メインストリートの四条通はアーケード化されていますが、
そのほかを見て歩くのであれば、雨具は必須かな、と思います。
■京都のごはん
たぶん紗枝はんの担当はんは和食にしはるかなぁ、と思いますが、
京都は和食以外も美味しいというお話をしておきます。
例えばラーメン。
天下一品も餃子の王将も、京都発祥なんです。
大学生が多いからか、濃い味とかこってりしたものが多いですね。
あと、個性が尖った店が多くて、固定のファンも多いイメージ。
こちらは京都のラーメン屋での老舗級の第一旭さん。
京都駅から歩いていける距離で早朝から開いているので、
夜行バスから降りて朝ラーメンという人で軽く行列が出来ます(夜はもっと混む)
ほかにもいろいろと。
(北白川の東龍さん, 桃山御陵前の大中さん)
それと忘れたらあかんのが洋食。
京都はパンの消費量を神戸と争うツートップだったりと、
意外と洋風の食生活が根付いているんですよ。
こちらは出町柳のオムライス専門店・おむらはうすさん。
メニューが豊富やし、どれ食べてもおいしい。
こっちは京都で有名な洋食屋さんの東洋亭さん。
ホイルに包んだハンバーグが名物で、
デミグラスソースの濃厚さが、もうたまらないんです。
こんな感じで和食以外もおすすめなので、ぜひ行ってみてください。
ちなみに。
どうしても都合があったのが加蓮Pはんしかおらんかった!というときは、
こちらがおすすめ。
意外と美味しいんですよ、フライドポテトパフェ。
からふね屋珈琲三条本店さんで食べれます。ぜひお試しを。
■まとめ
とりあえず一度行ってみればいいと思う(投げやり)
というわけで明日はShinogasaさんがドラムっぽいお話をされるそうです
よろしくお願いしますー
(余談)
7月の京都は駅などで録音の祇園囃子がエンドレスで流れます。
なぜか低音がやたら響くので、こんちきちんというよりも
どんちき♪└(^ω^ )┐♫ ┌( ^ω^)┘どんちき♪
って感じです。